2010年 11月 06日
台湾の英語教育について考える |
台湾の幼稚園で、英語の授業が毎日あるのは割と普通。午前は中国語、午後は完全に英語と二カ国語教育をほどこす幼稚園もあり。中にはすべてアメリカの教材、ネイティブの先生だけの英語幼稚園もあるそうです。
そして小学校1年生から英語の授業があるようだし、放課後に毎日通う学童保育で(安親班、もしくは補習塾)でも親が迎えに来る5-6時頃まで、宿題をする以外に英語の授業が毎日行われる学童もあるようです。台湾では日本のような野球やサッカーなどのスポーツに力を入れる人は少数派です。
日本人の子供にとって英語は、習い事(楽しみ)のうちの一つですよね。それが台湾ではとにかく英語ありき! 英語が話せなければ話にならない、将来の競争力、そして子供の未来にまで大きく関わる重要事項のようです。しかも語学は小さければ小さい方が良いと、母語もろくにしゃべれない幼児を英語漬けにする人もいて、驚かされます。
ただし英語については、2カ国の置かれている立場の違いを先に理解しなければなりません。
日本は押しも押されぬ経済大国。国内市場が大きいので、海外に出ずとも、何でも日本国内で完結。生活で英語を使う機会が極端に少ない。世界中のあらゆる情報、あらゆるものが瞬時に日本に集まる。生活は本当に豊か。
それに対し、台湾は国連脱退後、日本を始めほとんどの国と正式な国交がなく孤立している。世界の国々と経済活動は盛んだけど、お隣の国の台湾いじめはすさまじく、国際社会において政治、経済などあらゆる面で不利な状況に追い込められている。ゆえに優秀な人は台湾ではなく、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアなどに移住する人が少なくない。また人口も2300万人と少なく、ビジネス拡大のためには、海外市場に出て行くのは必須。生活レベルは上から下まで、格差がある。
とにかくお金持ち、そしてどこの国にも植民地にされずに平和に今まできた超~幸せな国=日本と、過去にスペイン、オランダ、日本、そして戦後は中国から来た中華民国(国民党)に支配され、歴史に翻弄され続ける台湾では、自己の生存能力を高める真剣さが全く違います。より豊かに生きていくために英語を何としても身につけたいと必死で勉強する台湾の子供達(実際は英語以外のあらゆる課目についてもそう)、そりゃ強いはずです。
平和な日本に育った私は、台湾で英語があまりにも重視されていることにとまどい、外国語の前にまずは母語が先、英語なんて大きくなってからで十分だし、うちは主人が台湾人なので、とりあえず日本語と北京語の二カ国語で精一杯、どうせ小中は日本人学校へ行くわけだしと悠長に考えていました。
ただこれからの日本の行く末、日本の教育の脆弱さ、日本はいじめが多く自分に自信を持てない子が多いらしいこと、政治不信(中国に対する弱腰、犯罪行為をする相手の国をまだかばう?)、国のビジョンのなさなどを考えると、子ども達を日本語と日本教育どっぷりにしていいのかという不安がよぎります。
英語について考えるつもりが、話がそれてしまいました。英語教育についてはまた改めて考えます。
*台湾の歴史についての説明は、自信がありません。間違っていたら教えてね。
そして小学校1年生から英語の授業があるようだし、放課後に毎日通う学童保育で(安親班、もしくは補習塾)でも親が迎えに来る5-6時頃まで、宿題をする以外に英語の授業が毎日行われる学童もあるようです。台湾では日本のような野球やサッカーなどのスポーツに力を入れる人は少数派です。
日本人の子供にとって英語は、習い事(楽しみ)のうちの一つですよね。それが台湾ではとにかく英語ありき! 英語が話せなければ話にならない、将来の競争力、そして子供の未来にまで大きく関わる重要事項のようです。しかも語学は小さければ小さい方が良いと、母語もろくにしゃべれない幼児を英語漬けにする人もいて、驚かされます。
ただし英語については、2カ国の置かれている立場の違いを先に理解しなければなりません。
日本は押しも押されぬ経済大国。国内市場が大きいので、海外に出ずとも、何でも日本国内で完結。生活で英語を使う機会が極端に少ない。世界中のあらゆる情報、あらゆるものが瞬時に日本に集まる。生活は本当に豊か。
それに対し、台湾は国連脱退後、日本を始めほとんどの国と正式な国交がなく孤立している。世界の国々と経済活動は盛んだけど、お隣の国の台湾いじめはすさまじく、国際社会において政治、経済などあらゆる面で不利な状況に追い込められている。ゆえに優秀な人は台湾ではなく、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアなどに移住する人が少なくない。また人口も2300万人と少なく、ビジネス拡大のためには、海外市場に出て行くのは必須。生活レベルは上から下まで、格差がある。
とにかくお金持ち、そしてどこの国にも植民地にされずに平和に今まできた超~幸せな国=日本と、過去にスペイン、オランダ、日本、そして戦後は中国から来た中華民国(国民党)に支配され、歴史に翻弄され続ける台湾では、自己の生存能力を高める真剣さが全く違います。より豊かに生きていくために英語を何としても身につけたいと必死で勉強する台湾の子供達(実際は英語以外のあらゆる課目についてもそう)、そりゃ強いはずです。
平和な日本に育った私は、台湾で英語があまりにも重視されていることにとまどい、外国語の前にまずは母語が先、英語なんて大きくなってからで十分だし、うちは主人が台湾人なので、とりあえず日本語と北京語の二カ国語で精一杯、どうせ小中は日本人学校へ行くわけだしと悠長に考えていました。
ただこれからの日本の行く末、日本の教育の脆弱さ、日本はいじめが多く自分に自信を持てない子が多いらしいこと、政治不信(中国に対する弱腰、犯罪行為をする相手の国をまだかばう?)、国のビジョンのなさなどを考えると、子ども達を日本語と日本教育どっぷりにしていいのかという不安がよぎります。
英語について考えるつもりが、話がそれてしまいました。英語教育についてはまた改めて考えます。
*台湾の歴史についての説明は、自信がありません。間違っていたら教えてね。
by lovetaiwans
| 2010-11-06 03:14
| 教育