2011年 01月 18日
都会と田舎 教育環境の違い |
先日、日本からいらした2組の先生方とお話しする機会がありました。それは大阪の公立小学校の先生と、青森の私立中学の先生。
大阪の小学校では、子ども達の学力が大きく二極化しているそうです。家庭環境に恵まれ、塾や習い事に積極的に取り組んでいる子ども達と、親自体生活するのが精一杯で、子供の学力や教育を考える余裕もない環境にいる子ども達。授業ではできない子ども達に水準を合わせるしかないというお話。
もちろん受験など上を望む子ども達は、塾通い。公立教育に不安を感じる親たちは、公教育に頼らず子ども達をどんどん塾に送り込むし、子ども自身も競争の輪に自ら入っていく。
一方青森。県内に私立中学は5校しかなく、受験競争はない。しかも市内であっても塾自体がほとんどなくて、塾通いしている子がいないので、学校教育が基本とのこと。親御さんも学校に対する信頼が厚いそうです。そして私立中学の受験問題は、学校で習った範囲が中心で、それ以外の教科書を逸脱した内容の問題は出ないし、中学生になったら部活中心の生活だったりして、のんびりしていますとおっしゃっていました。首都圏や大阪の私立受験事情とはずいぶん違うんですね。
都会は塾はもちろん、あらゆる分野の習い事が揃っていて、それを習えるかどうかは、親の経済力や送り迎えなどの支援の有無に大きく左右される。田舎に行くと選べるほど色々な習い事がない分、多様なものに触れるチャンスは少ないけれど、人に惑わされずじっくり好きなことを探したり、取り組んだりできそうな感じがします。
私は大阪で生まれ育ったので、そろばん、習字、スイミング、ピアノと4つを同時に習っていた時期もあったし、5年生からは塾通いして私立中学受験を目指す生活をしてきました(あの塾通いと勉強はとても楽しかったのだけど)。
青森の子ども達ののんびりしたお話を聞いて、果たして都会に住んでいること、選択肢が多いことが
果たして子供時代の幸せ、ひいてはその後の幸せにつながるのか疑問に感じました。都会にいるとつい友達をねたんだり、自分を卑下したり、友達が行っているから自分も習い事をしたいとか、周りに惑わされることも多いもんね。
日本の例で話したけれど、私の住む台北も日本以上に教育熱が高いところで、幼稚園から囲碁や科学実験やらそろばんやら習い事も多く、少子化の影響で、少しでも何かを身につけさせて競争力を高めたいという親御さんが多いです(日本だと習い事は楽しみのうちですが、台湾は習い事にも成果を求めるのでシビアな感じがします)。自由に遊ぶ時間が与えられていない子供って、本当に幸せなのかしら。私自身、競争が嫌いとか拒んでいるわけではないのですが、つまらない目先の競争をしてどういう意味があるのかとふと考えてしまうのです。いろいろ考えすぎかも。
皆さんお住まいの地域ではどんな感じですか。
大阪の小学校では、子ども達の学力が大きく二極化しているそうです。家庭環境に恵まれ、塾や習い事に積極的に取り組んでいる子ども達と、親自体生活するのが精一杯で、子供の学力や教育を考える余裕もない環境にいる子ども達。授業ではできない子ども達に水準を合わせるしかないというお話。
もちろん受験など上を望む子ども達は、塾通い。公立教育に不安を感じる親たちは、公教育に頼らず子ども達をどんどん塾に送り込むし、子ども自身も競争の輪に自ら入っていく。
一方青森。県内に私立中学は5校しかなく、受験競争はない。しかも市内であっても塾自体がほとんどなくて、塾通いしている子がいないので、学校教育が基本とのこと。親御さんも学校に対する信頼が厚いそうです。そして私立中学の受験問題は、学校で習った範囲が中心で、それ以外の教科書を逸脱した内容の問題は出ないし、中学生になったら部活中心の生活だったりして、のんびりしていますとおっしゃっていました。首都圏や大阪の私立受験事情とはずいぶん違うんですね。
都会は塾はもちろん、あらゆる分野の習い事が揃っていて、それを習えるかどうかは、親の経済力や送り迎えなどの支援の有無に大きく左右される。田舎に行くと選べるほど色々な習い事がない分、多様なものに触れるチャンスは少ないけれど、人に惑わされずじっくり好きなことを探したり、取り組んだりできそうな感じがします。
私は大阪で生まれ育ったので、そろばん、習字、スイミング、ピアノと4つを同時に習っていた時期もあったし、5年生からは塾通いして私立中学受験を目指す生活をしてきました(あの塾通いと勉強はとても楽しかったのだけど)。
青森の子ども達ののんびりしたお話を聞いて、果たして都会に住んでいること、選択肢が多いことが
果たして子供時代の幸せ、ひいてはその後の幸せにつながるのか疑問に感じました。都会にいるとつい友達をねたんだり、自分を卑下したり、友達が行っているから自分も習い事をしたいとか、周りに惑わされることも多いもんね。
日本の例で話したけれど、私の住む台北も日本以上に教育熱が高いところで、幼稚園から囲碁や科学実験やらそろばんやら習い事も多く、少子化の影響で、少しでも何かを身につけさせて競争力を高めたいという親御さんが多いです(日本だと習い事は楽しみのうちですが、台湾は習い事にも成果を求めるのでシビアな感じがします)。自由に遊ぶ時間が与えられていない子供って、本当に幸せなのかしら。私自身、競争が嫌いとか拒んでいるわけではないのですが、つまらない目先の競争をしてどういう意味があるのかとふと考えてしまうのです。いろいろ考えすぎかも。
皆さんお住まいの地域ではどんな感じですか。
by lovetaiwans
| 2011-01-18 01:54
| 教育