2013年 09月 08日
日中バイリンガル教育の実際 |
うちの二人の子供(年長・小2)は日本語、中国語共に生活レベルは問題ありません。現地の学校(幼稚園と小学校)に3才から通っており、1年のうち10ヶ月を台湾、2ヶ月を日本で過ごしていますが、家庭内は日本語を使用しており、今のところ二人とも中国語より日本語の方が強いようです。
私自身、子供に対して将来的に日中両言語の読み書き共にスムーズにできる完璧なバイリンガルに育てたいという願いはありません。それよりも生きるため、必要に迫られる道具としての2言語の習得(芯となる言語+弱い言語 小学生卒業レベルくらい?)を望んでいます。そしてそれ以上に年齢相応の読書や思考能力、幅広い物事への興味を育ててあげたいと思っています。語学以上に後者をより重視してます。
翔太は9月から小2になって、更に難しい漢字がぞくぞくと出てきました。ここ2ヶ月間、日本語環境で過ごしてきて、日本語の本読みがスムーズになったし、読書の面白さを感じだし、自ら本を手に取ることが増えてきました。これは大阪の小学校と公文のおかげ。それでも小さい”ゃ””ゅ””ょ”や、濁音が入る読み書きはまだまだ間違えるし、カタカナとなると間違いは更に増え・・・少しずつ上達してはいるんだけど。また夏休み期間、中国語の読書は全くできてなかったので、1年で習った漢字も忘れているだろうなあ。頭が痛い。
年長の大樹はひらがなの読みはだいたいマスターし、赤ちゃん向けの本を一緒に読んでいます。書きの方はまだ手つかず。大樹は自分から本を手にすることが少なく、知らないことについて質問もあまりしないので、翔太と比べると知的好奇心が若干欠けているように感じます。日本帰国でずいぶん日本語のおしゃべりが上達したのですが、台湾に戻った途端、また戻り、家での会話に中国語の単語がちらほらでてきています。
バイリンガルと言えば聞こえが良いのですが、中国語も日本語も一言語のお友達と比較すると、どうしても語彙が不足するので、表現力が劣っているように感じます。一日の半分を中国語、残りを日本語で生活しているので、この不足は至極当たり前なんだけど。言葉に関して日常生活は何ら困ることなく、学校の先生方もそんなに劣ってはいないとは言ってくれるものの、この不足をどうして埋めてあげれば良いのか・・・母1人くよくよ悩んでいるだけで、子供達は何も感じないでしょう。テレビや読書も日本語が中心なので、日本語に関しては生活で言葉の間違いや足りないところを補ってあげることが容易ですが、中国語に関しては主人の助けがほとんどないので補強が必要かもしれません。
一方、日英両言語の習得に比べると、日中の場合は数段有利であるのは、間違いありません。台湾の漢字は日本でも戦前使っていた画数の多い文字なので、二種類の文字を覚えるという面倒くささが生じます。しかし漢字や熟語の意味は大部分共通しているので、両言語を学ぶことで相乗効果が大いに期待できるし、台湾社会で日本や日本語が非常に肯定的に捉えられており、周りからも好意的なまなざしで見られることも、日本語学習モチベーションアップに大いに貢献するでしょう。
でも一番の問題は今後、台湾の教育をこのままずっと受けるのか、それとも日本人学校へ転校し、長期的に日本の教育を受けるのか、私達両親が未だに決めかねている点にあります。これについてはまたじっくり書きたいと思います。バイリンガル教育について、皆さんのお考えやご経験を聞かせてください。
補足:中島和子著の『バイリンガル教育の方法』 はとても参考になるので、事ある毎に読み返しています。
★ママのメガネを借りました。こんな高校生になりそう。
でもお願いだから、目は悪くならないようにね。
私自身、子供に対して将来的に日中両言語の読み書き共にスムーズにできる完璧なバイリンガルに育てたいという願いはありません。それよりも生きるため、必要に迫られる道具としての2言語の習得(芯となる言語+弱い言語 小学生卒業レベルくらい?)を望んでいます。そしてそれ以上に年齢相応の読書や思考能力、幅広い物事への興味を育ててあげたいと思っています。語学以上に後者をより重視してます。
翔太は9月から小2になって、更に難しい漢字がぞくぞくと出てきました。ここ2ヶ月間、日本語環境で過ごしてきて、日本語の本読みがスムーズになったし、読書の面白さを感じだし、自ら本を手に取ることが増えてきました。これは大阪の小学校と公文のおかげ。それでも小さい”ゃ””ゅ””ょ”や、濁音が入る読み書きはまだまだ間違えるし、カタカナとなると間違いは更に増え・・・少しずつ上達してはいるんだけど。また夏休み期間、中国語の読書は全くできてなかったので、1年で習った漢字も忘れているだろうなあ。頭が痛い。
年長の大樹はひらがなの読みはだいたいマスターし、赤ちゃん向けの本を一緒に読んでいます。書きの方はまだ手つかず。大樹は自分から本を手にすることが少なく、知らないことについて質問もあまりしないので、翔太と比べると知的好奇心が若干欠けているように感じます。日本帰国でずいぶん日本語のおしゃべりが上達したのですが、台湾に戻った途端、また戻り、家での会話に中国語の単語がちらほらでてきています。
バイリンガルと言えば聞こえが良いのですが、中国語も日本語も一言語のお友達と比較すると、どうしても語彙が不足するので、表現力が劣っているように感じます。一日の半分を中国語、残りを日本語で生活しているので、この不足は至極当たり前なんだけど。言葉に関して日常生活は何ら困ることなく、学校の先生方もそんなに劣ってはいないとは言ってくれるものの、この不足をどうして埋めてあげれば良いのか・・・母1人くよくよ悩んでいるだけで、子供達は何も感じないでしょう。テレビや読書も日本語が中心なので、日本語に関しては生活で言葉の間違いや足りないところを補ってあげることが容易ですが、中国語に関しては主人の助けがほとんどないので補強が必要かもしれません。
一方、日英両言語の習得に比べると、日中の場合は数段有利であるのは、間違いありません。台湾の漢字は日本でも戦前使っていた画数の多い文字なので、二種類の文字を覚えるという面倒くささが生じます。しかし漢字や熟語の意味は大部分共通しているので、両言語を学ぶことで相乗効果が大いに期待できるし、台湾社会で日本や日本語が非常に肯定的に捉えられており、周りからも好意的なまなざしで見られることも、日本語学習モチベーションアップに大いに貢献するでしょう。
でも一番の問題は今後、台湾の教育をこのままずっと受けるのか、それとも日本人学校へ転校し、長期的に日本の教育を受けるのか、私達両親が未だに決めかねている点にあります。これについてはまたじっくり書きたいと思います。バイリンガル教育について、皆さんのお考えやご経験を聞かせてください。
補足:中島和子著の『バイリンガル教育の方法』 はとても参考になるので、事ある毎に読み返しています。
★ママのメガネを借りました。こんな高校生になりそう。
でもお願いだから、目は悪くならないようにね。
by lovetaiwans
| 2013-09-08 02:05
| 育児日誌