2014年 02月 24日
豊かすぎる日本生活 |
帰国するたびに強烈に感じることは、あまりにも日本は物質的に豊かだということ。街に物があふれている。コンビニやドラッグショップに行くと、買って買ってとばかり商品数がものすごく多いし、どれもがキラキラ、主張しているので、目に入る情報が過剰すぎで辛くなって店を出てしまう。
『このままじゃいけない、努力をし続けないと明日はない』 と、日本全体が強迫観念に包まれてるかのよう。会社は常に新商品を出し続け、消費者にアピール。365日競争している。その努力の甲斐があって、面白く独自性のある製品を作り、国際市場に提供しているからこそ、日本ブランドの優位性を保っているんだろうけれど。(海外に住んでいるからこそ分かるけれど、メイドインジャパンの商品やその職人技は素晴らしいし、芸術や運動の分野でもすごいよ本当。)
ただ毎日テレビや雑誌で新製品の広告を見せつけられるといい加減疲れるよ~。物質的にはこんなに豊かなのに、閉塞感が漂う社会、不平不満があふれているとはどういうことなんだろう?(長らく日本に住んでいないのでよく分からないけれど、マスコミ情報によると) 教育によって、現状に満足してはいけないと刷り込まれ、新製品を売るためにマスコミは絶えず流行を作り上げ、庶民がそれに踊らされているような気がして・・・。
店頭を賑わす商品の寿命も精々数ヶ月。短い寿命を終えた商品はバーゲンで買いたたかれたり、それでも売れないものは海外に安く流されるのでしょう。短命の商品開発のためにかける費用、在庫処分の損失はもちろん商品代金に上乗せされている訳だから、我々消費者はその分のコストまで払って大量の商品を享受している。
私が大阪を離れたこの15年間にも、百貨店の増床は続くし、どんどん新しいファッションビルやショッピングセンターが新設されている。経済の停滞によって所得は上がらない、人口も増えていないに、小売店だけは増え続ける。バブル景気を境に、日本人は物質的豊かさではなく心の豊かさを求めるようになったと感じているんだけど、いまだに日本人は消費活動するために働いてるの? こんなに物があふれていると、それに見合ったお金がないと、たちまち不幸なことになってしまわないか? そして日常生活も本当に便利、小売店でも役所もどこへ行っても優しいし、かゆいところに手が届くサービスや心遣いであふれている。
小売店のトイレにウオッシュレットが当たり前に設置されているのは驚き。子供のランドセルのふたを下の方で固定する金具はもともと指で開け閉めするものが、自動でしまるように設計されている。服を買ったらその商品を持って店の出口まで見送ってくれる店員など・・・。日本のサービス精神がすごいのは分かるけれども、本当にこれが我々日本人が望んでいる幸せな生活なのか? とちょっと疑問に感じてしまう。便利すぎる生活や社会は、人間の足腰、まして思考をも弱めてしまわないのか。
ただ私も普段からユニクロのヒートテックは愛用しているし、日本で便利なグッズやおしゃれな雑貨などを買ってはその消費生活を楽しんでいるので、こんなこと言えた口ではなく、自分の中も矛盾だらけなんだけどね・・・。私は日本を外から見ているからこそ、色々な疑問がわいてくるのだけど、いくら考えても人間にとって本当の豊かさとは何か、日本の社会が何を目指しているのかということがよく見えてきません。この話、テーマが壮大すぎて、話もあっちへ飛びこっちへ飛び、考えが全然まとまらない。もうちょっと考えてみます。
★甲子園にあるキッザニアにて職業体験
アルバイト先に息子をこそっと見に行くママの気分です。
『このままじゃいけない、努力をし続けないと明日はない』 と、日本全体が強迫観念に包まれてるかのよう。会社は常に新商品を出し続け、消費者にアピール。365日競争している。その努力の甲斐があって、面白く独自性のある製品を作り、国際市場に提供しているからこそ、日本ブランドの優位性を保っているんだろうけれど。(海外に住んでいるからこそ分かるけれど、メイドインジャパンの商品やその職人技は素晴らしいし、芸術や運動の分野でもすごいよ本当。)
ただ毎日テレビや雑誌で新製品の広告を見せつけられるといい加減疲れるよ~。物質的にはこんなに豊かなのに、閉塞感が漂う社会、不平不満があふれているとはどういうことなんだろう?(長らく日本に住んでいないのでよく分からないけれど、マスコミ情報によると) 教育によって、現状に満足してはいけないと刷り込まれ、新製品を売るためにマスコミは絶えず流行を作り上げ、庶民がそれに踊らされているような気がして・・・。
店頭を賑わす商品の寿命も精々数ヶ月。短い寿命を終えた商品はバーゲンで買いたたかれたり、それでも売れないものは海外に安く流されるのでしょう。短命の商品開発のためにかける費用、在庫処分の損失はもちろん商品代金に上乗せされている訳だから、我々消費者はその分のコストまで払って大量の商品を享受している。
私が大阪を離れたこの15年間にも、百貨店の増床は続くし、どんどん新しいファッションビルやショッピングセンターが新設されている。経済の停滞によって所得は上がらない、人口も増えていないに、小売店だけは増え続ける。バブル景気を境に、日本人は物質的豊かさではなく心の豊かさを求めるようになったと感じているんだけど、いまだに日本人は消費活動するために働いてるの? こんなに物があふれていると、それに見合ったお金がないと、たちまち不幸なことになってしまわないか? そして日常生活も本当に便利、小売店でも役所もどこへ行っても優しいし、かゆいところに手が届くサービスや心遣いであふれている。
小売店のトイレにウオッシュレットが当たり前に設置されているのは驚き。子供のランドセルのふたを下の方で固定する金具はもともと指で開け閉めするものが、自動でしまるように設計されている。服を買ったらその商品を持って店の出口まで見送ってくれる店員など・・・。日本のサービス精神がすごいのは分かるけれども、本当にこれが我々日本人が望んでいる幸せな生活なのか? とちょっと疑問に感じてしまう。便利すぎる生活や社会は、人間の足腰、まして思考をも弱めてしまわないのか。
ただ私も普段からユニクロのヒートテックは愛用しているし、日本で便利なグッズやおしゃれな雑貨などを買ってはその消費生活を楽しんでいるので、こんなこと言えた口ではなく、自分の中も矛盾だらけなんだけどね・・・。私は日本を外から見ているからこそ、色々な疑問がわいてくるのだけど、いくら考えても人間にとって本当の豊かさとは何か、日本の社会が何を目指しているのかということがよく見えてきません。この話、テーマが壮大すぎて、話もあっちへ飛びこっちへ飛び、考えが全然まとまらない。もうちょっと考えてみます。
★甲子園にあるキッザニアにて職業体験
アルバイト先に息子をこそっと見に行くママの気分です。
by lovetaiwans
| 2014-02-24 16:34
| 生活