2014年 05月 08日
台湾式教育 |
先日、4年生の資優班(エリートクラス)のママからお願いされ、日本について写真を交えて紹介しました。四季折々の写真を見せながら日本の一年間について話したのですが、山の写真を見せたら、”富士山!” と誰もが発言し、それと比較して台湾で一番高い山は?と訊ねると”玉山、3952m” とすぐさま回答。みんな授業態度は真剣そのもの、そして好奇心旺盛。私が教室の備品の鉛筆立てを倒してしまったのですが、すぐに子供達数人が駆け寄ってきて、元に戻してくれたりと、IQのみならずEQも高い様子。子供達は本を読むのが好きで、知識欲にあふれており、とても活発な印象を受けました。授業内容は多種多様で、グループで討論したり、レポートをまとめるという内容をこなしているそう。
資優班の子供達は2年在籍時、10回近くにも及ぶテストや授業観察を通じて選ばれた子供達約10数人(台北市全体からの選抜)が一般クラスに所属しながら、毎朝の時間(8:00-8:40)と、全学年半日で終わる水曜日の午後に、クラスに集まって追加の授業を受けているそうです。
そんなに面白い授業なら一部のエリートだけに施すのはもったいないよ~普通の子供達こそ、国語や算数以外の多様な授業を受けられたらいいのにと少し残念に思う。
そして資優班のみならず、翔太の学校では選抜によって選ばれた水泳部、合唱部、弦楽団(バイオリン、チェロ、チェンバロなど)、リコーダー部、卓球部などがあり、初心者を一から養成するのではなく、ある程度できる子を選抜して養成し、学外のコンクールや試合に参加している様子。弦楽団の演奏なんて、バイオリンやチェロは学校に入る前から個人的に習っている子が多く、入団時には相当のレベル。そういう子供達が中心だから、コンサートも質の高いのも当然と言えます。家庭教育が行き届いた経済的に恵まれた子供にとって活躍する場所は無限だけれど、それまで機会に恵まれなかった子供が小学校でスタートした運動や趣味の分野で前者の子供達に追いつくのは難しいかも・・・ただレコーダーや合唱は後から始めても楽しめるようです。
また学校によって3年生から体育班、音楽班、舞踏班、美術班なども設けられ、こちらは一般のクラスとはまた別の独立したクラスで、専門の授業が多く取り入れられており、中学高校もその道に進む子が多いようです。
日本の公立小学校は全員0からスタートのものが多いし、優れた子供に特別な環境や予算が与えられるなんてあり得ない。だけどこちらは公立小学校でさえこういう状況で、利益を得られる子供と、恩恵を受けられない普通の子の差が激しいです。大人としては複雑な心境。
ただ身体障害や学習障害などを抱える子供達にも資源班というクラスがあり、同じく朝の時間などを利用して、個別もしくは少人数で別の指導を受けているそうです。一人一人違う子供に対して、良いところは伸ばす、そして何らかの問題を抱える子供にも個別に対応するという臨機応変さは、目を見張るものがあります。
そして翔太は最近卓球部に入り、月~木まで朝の7:10-8:30まで練習しています。2年生だから選抜と言ってもほぼ全員パス(3年生以降は入るのが難しいらしい)で、朝から来るやる気のある子供おいで~とおおらかなもの。本人は嬉々として行っているし、台湾の小学生は運動量が全く足りない生活をしているので、朝運動しているくらいでちょうどいいかと思っています。
色々考えさせられるわ、全く。
★翔太クラス旅行 平渓煤磺博物館にて
資優班の子供達は2年在籍時、10回近くにも及ぶテストや授業観察を通じて選ばれた子供達約10数人(台北市全体からの選抜)が一般クラスに所属しながら、毎朝の時間(8:00-8:40)と、全学年半日で終わる水曜日の午後に、クラスに集まって追加の授業を受けているそうです。
そんなに面白い授業なら一部のエリートだけに施すのはもったいないよ~普通の子供達こそ、国語や算数以外の多様な授業を受けられたらいいのにと少し残念に思う。
そして資優班のみならず、翔太の学校では選抜によって選ばれた水泳部、合唱部、弦楽団(バイオリン、チェロ、チェンバロなど)、リコーダー部、卓球部などがあり、初心者を一から養成するのではなく、ある程度できる子を選抜して養成し、学外のコンクールや試合に参加している様子。弦楽団の演奏なんて、バイオリンやチェロは学校に入る前から個人的に習っている子が多く、入団時には相当のレベル。そういう子供達が中心だから、コンサートも質の高いのも当然と言えます。家庭教育が行き届いた経済的に恵まれた子供にとって活躍する場所は無限だけれど、それまで機会に恵まれなかった子供が小学校でスタートした運動や趣味の分野で前者の子供達に追いつくのは難しいかも・・・ただレコーダーや合唱は後から始めても楽しめるようです。
また学校によって3年生から体育班、音楽班、舞踏班、美術班なども設けられ、こちらは一般のクラスとはまた別の独立したクラスで、専門の授業が多く取り入れられており、中学高校もその道に進む子が多いようです。
日本の公立小学校は全員0からスタートのものが多いし、優れた子供に特別な環境や予算が与えられるなんてあり得ない。だけどこちらは公立小学校でさえこういう状況で、利益を得られる子供と、恩恵を受けられない普通の子の差が激しいです。大人としては複雑な心境。
ただ身体障害や学習障害などを抱える子供達にも資源班というクラスがあり、同じく朝の時間などを利用して、個別もしくは少人数で別の指導を受けているそうです。一人一人違う子供に対して、良いところは伸ばす、そして何らかの問題を抱える子供にも個別に対応するという臨機応変さは、目を見張るものがあります。
そして翔太は最近卓球部に入り、月~木まで朝の7:10-8:30まで練習しています。2年生だから選抜と言ってもほぼ全員パス(3年生以降は入るのが難しいらしい)で、朝から来るやる気のある子供おいで~とおおらかなもの。本人は嬉々として行っているし、台湾の小学生は運動量が全く足りない生活をしているので、朝運動しているくらいでちょうどいいかと思っています。
色々考えさせられるわ、全く。
★翔太クラス旅行 平渓煤磺博物館にて
by lovetaiwans
| 2014-05-08 16:27
| 教育