台湾永住日誌＆育児

台北での1週間

やっと自宅に帰り、本格的に育児生活が始まりました。

大阪と台北の生活の違いと言うと、昼間は私一人で赤ちゃんの世話をしないといけないこと。今まで実家の母と二人三脚というか、おんぶにだっこ状態でやってきたので、これが一番の心配事でした。ところが一人になったらなったで、手がかけられない分、昼もベットで授乳してそのまま1時間ほど昼寝してもらったり、ソファーに寝かしながら横でクイックルワイパーで掃除したりと、何とかなるものです。たまにソファーでワーワー言いながらほっておくと勝手に寝入ってくれることもあり驚き。大阪の時はお昼間寝かせるのが一苦労だったから。振り返れば二人がかりで手をかけすぎていたのかもしれません。

また朝昼夜と三食を手作りするのもかなりのプレッシャーでした。
外食がうまくて安い台湾なので、出産前まではお昼は朝と兼用で済ませるか、外で何か調達してきて家で食べたり、外出先で友達と食べたりすることが多く、自分で作るなんて・・・。そして外出して夕方になるとつい作るのが面倒くさくなり、主人と二人で自宅付近で夕食を外食することも多かったなあ。まともに食事を作るのは週3回くらいでした。そのお気楽生活から一転、三食を自分でまかなっています。これも赤子と母乳のためと思えば、何とかなるものです。不思議なことに以前あった外出したくてたまらない症候群もおさまり、家の中でより快適な生活をしたいなあ～などという気持ちになっています。赤ちゃんを排気ガスが多い場所、また人混みには連れて行きたくないし。

気候の違いと言えば、大阪は気温が5-10度、ほとんど毎日雲一つない真っ青な空が臨めたので、寒くてもスカッとして気持ちいい気候でした。ところが台北は毎日曇りか雨。温度は20度前後もありますが、湿度も７０－８０％あり、洗濯物が２－３日も乾きません。寒がりの私にとっては台北の方が楽ですが、大阪のあのキリッとした天気も捨てがたい。暖かくて毎日青い空が見られるところないでしょうか。

ただ良かったことは、主人が毎日翔太の成長を見られること。そして夜帰ってから寝るまではあやしたり、お風呂に入れたり、私の代わりに買い物に行ったりと、かなり頑張ってくれています。おっと忘れた、夜中のおむつ換えも主人にお願いしています。このように育児を二人で協力してできることが何よりの幸せです。

ということで案ずるより産むが易し。何とか順調に生活ができています。

★色白美男子でしょう！

5ヶ月ぶりの我が家

7月に大阪に戻って以来、5ヶ月ぶりに自宅に戻った。

主人は床の掃除は大の得意なのだが、机の上はじゃりじゃりでホコリだらけ。お風呂の床は湯あかで黒くなっているし、おまけに台所の引き出しにあった割り箸にカビが（日本では考えられませんが、ここは台北。湿度７０－８０％です）。そして５ヶ月前、私が台北を出るときに洗濯したものが回収されたままドーン～。汚れ物の服はなかったのはまだ救いか。

男の人って掃除機はかけられても、それ以外の掃除が不得意なのね。こればっかりは夫を攻めても仕方ないと思いながら、愚痴りながら初日の夜中まで掃除。

それから来る日も来る日も掃除で、１週間経った今も大量の本が積み重なり、タンスには夏服がかかっている。妊娠中は出産したらもう外に出られなくなると思い、毎日外に遊びに行ってたっけ・・・。

もちろん部屋も赤ちゃん仕様になっておらず、結婚まる４年を迎えるにも関わらず、家の中は主人のもので溢れている。結婚のため引っ越してきた私の荷物は多くないが、３０年ここに住んでいる主人の荷物だらけ。もう自分一人の家じゃないのに。知らないうちにごっそり捨ててやる～。

赤ちゃんがハイハイする前に何とか片づけないと＾＾”

＊主人の名誉のために一言
台北に来てから私が働いていたり、もしくは辞めてからも外出続きで、大掃除や整理整頓をやっていなかったツケが回ってきました。普段から綺麗にしている奥さんならこういうことはないと思うけど。



★両手でものが持てるようになりました。また足もよくあがります。

初めての飛行機

日本中が大雪に見舞われた前日の21日、大阪の天気は晴天。
台北へ帰国のため、関西空港まで両親に車で送ってもらいました。今回の荷物はスーツケース2個、布バック大1個、ベビー布団一式、赤ちゃん用バウンサー（椅子）、食料品、私と翔太の冬服、ベビーカーなどなど。結局荷物が多すぎて車のトランクに入らず、急遽、主人は電車で入りきらないバックを運びました。

航空会社へ預け入れた荷物は8つ、総重量約６０キロ。まるで香港の空港で黒人さんが自分の体の数倍もの荷物を持っているかのような大きな荷物。赤ちゃんがいる上、多い荷物で、無事に運べるかドキドキでしたが、私は赤ちゃん、そして主人は荷物と分業体制で何とか無事にチェックインできました。

そして搭乗。飛行機の座席は一番前で、前の壁にベビーベットが取り付けられました。そして赤ちゃんのシートベルトはアジャスター付の輪でそれを私のシートベルトに通して固定するのですが、”こんなもんでいいの？”と思うような簡単な造り。アジャスターの金具が重いため、抱いているうちに輪が下にずり落ちてしまい、気休め程度かも・・・。まあ何事もなけりゃいいかっ。

離陸時は気圧が変わり耳が痛くなると聞いていたので、シートベルトをしながら、おっぱいスタート。飲むこと約30分、シートベルトサインが消える頃にはすっかり眠りに入ってくれました。泣かずに眠ってくれたので一安心。

ベットに入れてしまうと目を覚ましてしまうので、翔太を抱きながら食事をしました。私のデスクは出せないので、横にいる主人のデスクに食事を置いてもらい、前菜からデザートまでゆっくり楽しめました～。次の授乳までには時間があるからと言い訳をしながら、こっそりワインも堪能。

食事も終わった頃、目を覚ました翔太は、美人のキャビンアテンダント達に話しかけてもらい上機嫌。天候の影響か、飛行機はかなり揺れましたが、ぐずることもなく楽しんでいるかのようでした。機内の”ゴー”というエンジン音は、赤ちゃんが好む子宮の中の音に似ているのかもしれません。ファーストフライトとは思えない堂々とした楽しみっぷりでした。

着陸態勢に入ると再びおっぱいを開始。今回はおっぱい作戦が効かず、泣き出してしまい、着陸まで大泣き。ただ飛行機内で赤ちゃんが泣くとさぞ迷惑ではと心配していましたが、離着陸時はエンジン音も大きく、意外と目立たなかった？のが救いでした。

入国審査後、荷物をかき集めて、外へ。台北の義父が迎えに来てくれていました。5ヶ月ぶりの台北はどんよりした曇りでしたが、大阪より10度近く暖かい。

いよいよ台北での親子3人の生活が始まりました。



★初フライトを記念して、機長さんとチーフパーサーさんにサインをいただきました

両親へのメッセージ

大阪に大雪が降った日の前日の21日、無事に台湾へ帰国しました。思えばこの5ヶ月、結婚しているということも忘れ、独身気分ですっかり実家にお世話になりました。出産後は掃除洗濯から食事までほとんど母に頼りっぱなしで、６０を過ぎた母に　”孫より娘に手がかかる”　と何度ぼやかれたことか。

母はこの期間、趣味のゴルフにも行けず、外食もせず、老体に鞭を打ちながら毎日栄養満点の料理を作ってくれました。そして翔太の小さな成長や変化にいち早く気が付くのも母でした。母の料理一品一品がすべてがおいしく感じられ、心の底から幸せな5ヶ月だったなあ。（その分、台北にいる主人には外食生活を強いてしまい、申し訳ないと思いながらも、ちゃっかりエンジョイしました）

日本を離れて約10年。花嫁修業をまったくせず国際結婚したため、料理も家事も自己流で必要最低限やってきましたが、今回母からお姑さんの如く厳しく（？）教えてもらい、少しは家事にも興味とちょっぴりの自信が出てきたような感じがしています。

父は仕事の休日や夜間は子守じじいと化し、あやしたり寝かしつける技術はピカイチでした。サラリーマン戦士として子供の面倒をほとんど見なかった父が、喜んで孫の面倒を見てくれるなんて思いも寄りませんでした。

実家には面倒ばかりかけた5ヶ月間。10年の時間を取り戻すかのように密接に家族と一緒に過ごせたこと。幸せに想っています。お父さん、お母さん、本当にありがとう。

これからも面倒を見てね（いやいや冗談）。

３ヶ月検診

わが子も３ヶ月を迎えました。パチパチ！　とりあえずめでたし、めでたし。
本日３ヶ月検診に行って来ました。キリスト教系の病院なのでクリスマスツリーの飾りつけが豪華で楽しい気分。インフルエンザ注射に来る子供が多くて２時間くらい待たされたなあ。


★体重　6.1kg（この１ヶ月+0.5kg）
　身長　59.2ｃｍ（この１ヶ月+1.7cm）

★この1ヶ月で出来るようになったこと
　・首を左右に動かす　　まるでフクロウみたい、くるくる動きます
　・目で人を追う　　　　　お母さんのことをよく見てくれます
　・人の顔やものを見て笑う　
　・たまには声を出して笑う　　　　カレンダーがお気に入り！
　・おしゃべり　　話しかけるとそれに応えるように話す
　・添い乳　　添い寝した状態での授乳、首が自分の意思で動かせるので、
　　　　　　　　口にオッパイを持っていきやすくなった
　・首が完全にすわる　　今までは手のひらを首のあたりに添えていましたが、その必要も
　　　　　　　　　　　　　　　なくなり、楽々抱えあげることが出来ます

★変化
　・じっと手を見る　→自分の手の存在を認識しだしたらしい
　・おっぱいへの執着が薄れる　
　　　→おっぱいを飲んでいる合間に指しゃぶりやおしゃべりをする。
　　　　以前より短時間で必要量が飲めるようになる、また満腹を感知する神経が発達したらしい。
　・寝返り練習開始　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

★好きなこと
　童謡のCDにあわせて歌う
　テレビ　→テレビの光が好きなようですが、できるだけ見せないように反対方向を向かせています。
　ベビーマッサージ　マッサージしだすと体全体で喜びを表現してくれます

この１ヶ月は体重や身長は１－２ヶ月の１ヶ月間ほど増えてませんが、知能面の発達が目覚しく、よく反応してくれるので、育児もどんどん楽しくなってきました。私も翔太と一緒に歌う童謡の歌詞を少しは憶えたかな。そしてよく動けるようになったので、私の体重も妊娠前+2.5ｋｇまで減ってきました。

来週台北へ帰ります～。

近況

もうすぐ台湾へ帰るため、これから必要になる育児用品、冬用の授乳服など買い物に忙しくしています。

翔太もここ1週間ほどで、私や家族の顔を見ると時には声を出しながら微笑んでくれるようになりました。ヤッター。首も完全にすわったので、以前のように首を支えなくても抱きかかえることができ、ずいぶん楽です。

そして両手を前のほうで握ったり、両手を一緒に口に入れておしゃぶりをしています。また両手を握ったままで左後方へ体をひねり始めました。これって何・・・？　

寝返りの練習のようです。体は９０度以上回転しますが、頭が重くてまだ持ち上がりません。いつできるようになるか分からないので、床に落ちないように気をつけないと。

子供の成長の早さには驚くばかりです。

これからが大変かあ

先日大学時代の友人の家におじゃましました。
集まったのは大人５人、子供６人（小一1人、幼稚園２人、１歳児２人、２ヶ月１人）。リフォームしたての素敵なお家、家具や雑貨もおしゃれで、雑誌に出てくるようなお部屋でした。

家に子供がたくさんいるとにぎやかだわ。どの子も可愛くて、本当にいとおしいです。おもちゃで遊んだり、本を読んだり、頭をぶつけて泣いたり。しかし子供がこんなに暴れまわるとは思いませんでした。

１歳児を抱っこさせてもらったのですが、むちゃ重です（１０キロくらい）。声も翔太とは比べ物にならないくらい大きくて力強い。友人によると、子供は歩き出す年になってからがより大変とのこと。赤ちゃんなんて楽勝、今ならどこへでも自由に行けると言われました。

『早く歩いてくれないかな～、早くしゃべって欲しい』　と思っていましたが、ちょっと甘かったかな。

翔太ですが、最初は緊張していたのかおりこうさんでしたが、途中から大泣きしだし、オムツを換えても、おっぱいを与えても嫌がり、３０分ほど泣き止まず、全くお手上げでした。普段だったらおっぱいさえ与えれば何とかなるのですが、この日は効き目なし。史上最長時間抱っこし続け、大泣きを収めました。

美味しいお鍋をごちそうになりましたが、準備やお片付けは全く協力出来ず、抱きっぱなし。友達よ、ごめんよ。でも可愛い子供達に囲まれ、楽しい一日を過ごさせてもらい、リフレッシュしました。